出版社内容情報
本,韓国,中国,インドネシア,タイ,インド,オーストラリア,ニュージーランド8ヵ国の初のジェンダー比較研究。各国の女性の地位と施策,女性学教育と研究を現地調査し,ポスト北京会議の日本の女性政策にジェンダーの観点から転換を迫る。
【目次と執筆者】
はじめに
序章 女性学と女性政策 (原ひろ子・大沢真理)
第Ⅰ部 日本、東アジア
第1章 社会政策のジェンダー・バイアス (大沢真理)
第2章 韓国における社会政策のジェンダー・バイアスと女性学、女性運動
第3章 現代中国における女性の社会的地位 (黄育★)
第4章 中国の転換期における女性 (村松安子)
第5章 中国・韓国における女性政策 (前田瑞枝)
第Ⅱ部 東南、南アジア
第6章 社会・経済発展の担い手としての女性 (村松安子)
補論 ワニタとプルンプアン (田口瑞江)
第7章 タイにおける〈開発と女性〉 (上村千賀子)
第8章 タイにおける女性学 (江藤双恵)
第9章 タイの女性学に関わる人びと (原ひろ子)
第10章 インドにおける女性のエンパワーメント (マラビカ カルレーカル)
第Ⅲ部 オセアニア
第11章 女性政策としての成人教育 (瀬田智恵子)
第12章 アオテオロア・ニュージーランドにおけるマオリ女性の現状と政策 (千種 キムラ‐スティーブン)
第13章 オーストラリア・ニュージーランドにおける女性学と学校教育 (舘かおる)
・統一日報 96.7.31書評
・「週刊読書人」 96.7.26 姫岡とし子氏紹介
・「東洋経済日報」96.6.14 紹介
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【関連書籍】
『 迷走フェミニズム 』 E・バダンテール著 (定価1995円 2006)
『 インドの発展とジェンダー 』 喜多村百合著 (定価2835円 2004)
『 現代フェミニズム理論の地平 』 有賀美和子著 (定価2310円 2000)
【これから出る本】
『 フランスから見る日本ジェンダー史 』 棚沢直子、中嶋公子編 (予価3360円 5月刊行予定)
内容説明
ポスト北京会議の女性政策にパラダイム転換を。本書は、国立婦人教育会館とお茶の水女子大学が協力し、海外の研究者と共同して行われた国際学術研究の成果を集大成したものである。アジア・太平洋地域の女性の地位・施策・教育・女性学研究の現状を初めて現地調査し、各国の女性政策の特質を浮き彫りにする。婦人問題からジェンダー課題へ、国際的視野から日本の女性政策の理念と射程を深めるタイムリーな示唆に富む。日本、韓国、中国、インドネシア、タイ、インド、オーストラリア、ニュージーランド8カ国の女性とジェンダー初の本格的比較研究。
目次
第1部 日本、東アジア編
第2部 東南・南アジア編
第3部 オセアニア編