出版社内容情報
『人口爆弾』が警告しようとしたのは、人口増加とこのような出来事との関連であった。また温室効果による温暖化や、「大気をゴミ捨て場にする」ことで生じうるその他の影響についても警告した。『人口爆弾』は次のように結んでいる。「ようするに人類による汚染は、地球のエネルギー・バランスへの干渉を意味する。それは、地球的規模の気候の点においても、地域的な気象の点においても、破局をもたらす結果となりうる。私たちは、このまま進みつづけて将来何が起こるかを見きわめたいのか。〈環境ルーレット〉に興じて、いったい何が得られるというのだろうか」(「序文」より)
・「JICA NEWS」94.9.5 不破氏評
・「かんきょう」95.1月 一方井誠治氏評
・「人口学研究」95.5月 大塚柳太郎氏評
・「農林水産図書資料月報」94.12月 松島正博氏評
・「世界と人口」94.7月 若林敬子氏評
・「世界と人口」94.9 河野稠果氏評
・「社会運動」94.7.15 戸田 清氏評
・「日経ビジネス」94.10.17 古田隆彦氏評
・「出版ニュース」94.9上
・読売新聞94.3.28 紹介
・「エコノミスト」94.7.26
・「産業と環境」97.8
・「地球人の“定員超過”を警告」(読売新聞 94.6.27 中村達也氏評)
・「人類の最優先課題を展望」(東京新聞 97.7.10 高榎氏評)
・例証重ね人類に決断迫る」(東京新聞 94.7.10 村松稔氏評)
・「先進国の人口抑制を強く促す実践的提言」(朝日新聞 94.9.11 武部俊一氏評)
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【関連書籍】
『 安全・安心の心理学 』 海保博之・宮本聡介著 (定価1995円 2007.2)
『 里川の可能性 利水・治水・守水を共有する 』 鳥越皓之ほか編 (定価2310円 2006)
『 利他性の経済学 』 舘岡康雄著 (定価2940円 2006.04)
内容説明
地球人口は、今後10年間、毎秒3人、毎日27万人、毎年9700万人ずつ増え、21世紀半ばには100億人に達する。われわれ人間の数自体が、いま、地球の生命維持システムを崩壊させつつある。われわれは〈過剰人口〉を病む地球をいかに癒しうるか。
目次
なぜ誰も恐れないのか―人口爆発の脅威を感じないのはなぜか
一度だけの宝庫
臨界状態にある人口塊
食糧―究極の資源
農業の生態学
地球生態系の健康
人口と公衆衛生
人口・成長主義・国家の安全保障
大爆発・すすり泣き・代替案
関連と解決
あなたにできること
地球はいかに作動しているか―その性状