出版社内容情報
心理学を学ぶことは自らへの理解を深めることである,というメッセージを,斬新な構成と学習のための効果的な工夫によって伝え,楽しく学べるテキストとして好評を博した旧版を,採用者からの意見を反映してきめ細かく見直し,データも更新した。
心理学について学ぶには、たんに本を読むだけではだめだ。自分の頭でとらえ直し、自分の目で身のまわりの事柄を考えなおしてみなければならない。あなたが朝起きてから夜寝るまで、寝ている最中も、しているさまざまなこと、どれひとつを取り出してみても、よく考えれば、そこには尽きることのない謎がある。謎があることに気づくことと、そしてその解明が少しでもできること、そしてもっと大事なことだが、謎の解明の方法を知って、心理学の講義がすんだ後、自分の力で謎の解明へと向かえること、これらを可能にすることが、心理学を学ぶ意義がある。(「終章 心理学を学ぶために」より)
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【関連書籍】
『 心理学研究法入門 』 A・サール著 (定価2310円 2005)
『 心理学への異議 』 P・バニアード著 (定価1995円 2005)
『 キーワードコレクション心理学 』 重野純編 (定価3360円 1994)
目次
第1章 みる
第2章 きく・味わう・かぐ・ふれる
第3章 感じる
第4章 話す・書く・読む
第5章 苦しむ
第6章 わかる
第7章 まなぶ
第8章 生きる
終章 心理学を学ぶために