二歳半という年齢―認知・社会性・ことばの発達

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  • サイズ B6判/ページ数 200,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784788504523
  • NDC分類 376.11
  • Cコード C1011

出版社内容情報

 2歳3カ月の男の子が、道路に車が通るとき「あぶないよ」と母親の手をとって道のはじへ導こうとした。この子の父親が寝る前に「足の裏を押して」と母親にたのんだ。母親はこの子を寝かしてからねとベッドに入ると、子どもはむっくり起き上がって「うら・・・あしのうら・・・おとうさんのあしのうら・・・(と言葉を捜して)トントンして」と言った。お父さん、お母さん、そして自分ということが言葉でもわかっているし、自分から他者への配慮からの行動ができている。こうなるのに生まれてから次々何が起こっているのだろうか。誕生から約2年半にわたる精神発達のひとつのとらえ方をこの本で試みる。(「序章」より)

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 【関連書籍】
 『 日常生活の認知行動 』 J・レイヴ著 (定価3780円 初版1995を復刊)
 『 新装版 まなざしの誕生 』 下條信輔著 (定価2310円 2006)
 『 ことばの前のことば 』 やまだようこ著 (定価2730円 1987)

目次

序章 予備の考察
1章 生後半年までの行動の目録
2章 6カ月すぎからの人との交渉
3章 述べる行動、あるいは表示する行動
4章 何を述べるようになるか―「自己言及性」の問題
5章 対立と和合の実況から
終章 2歳半について再び

著者等紹介

久保田正人[クボタマサンド]
1930年1月24日東京に生まれる。東京大学文学部心理学科卒業。東北大学助手、東北大学付属小・中学校特殊学級担任、静岡大学助教授、宮城教育大学教授などを歴任。精神発達と精神発達障害を研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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