ワードマップ<br> 現代建築―ポスト・モダニズムを超えて

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現代建築―ポスト・モダニズムを超えて

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  • サイズ B6判/ページ数 281p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784788504455
  • NDC分類 523.06
  • Cコード C1052

出版社内容情報

 建築における「意味」とは、例えば次のようなことだ。建物の入り口(玄関)の形態について考えてみよう。モダニズムの論理では、入り口の形態は「人が建物の中にはいれる」「はいりやすい」という機能から生まれるのであり、そこには伝統的、習慣的形態を生のまま使うことは可能な限り排除された。ポスト・モダニズムの論理ではこういうことになる。入り口(玄関)の形態は、西欧ではルネッサンス以来、ギリシア神殿のファサードを模したペディメント(切妻破風)を使うのが習慣的であった。ある国、ある地域で長い間使われてきた慣習的な形態は、その地の人々のあいだである一定の「意味」をもつ。ペディメント=建物の入り口という一対一の対応である。それは、「言語としての建築」における一つの「単語」である。そういった「単語」としての「部分の形態」をさまざまに組み合せて建築に用いる -- 建築をつくる -- ことは、モダニズムがいうような反動的で忌避すべきことではなく、むしろすすんで肯定すべきことなのである。(本文より)

 ・「THE LIFE CREATOR」93.夏
 ・「日刊建設新聞」93.7.19
 ・「建築文化」93.9月
 ・「at」93.3
 ・「住宅建築」93.9 松隅 洋氏評
 ・「建築知識」93.9
 ・「NIKKEI ARCHITECTURE」93.8.2

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 【関連書籍】
 『 スケートボーディング、空間、都市 』 I・ボーデン著 (定価5775円 2006)
 『 空間管理社会 監視と自由のパラドックス 』 阿部潔・成実弘至編 (定価2520円 2006)
 『 エモーショナル・デザイン 』 D・A・ノーマン著 (定価3045円 2004)

内容説明

鉄とガラスとコンクリートの無機質なモダニズムからポスト・モダニズムへ、現代建築は豊かな〈意味〉をとりもどしたが、それによってわれわれの住の現実はどう変わったか。空間をめぐる思考と現実のギャップに眼をこらしながら、住まうことへの夢を激しく鼓舞する。

目次

現代建築の流れ
序章 建築におけるポスト・モダニズム
1 現代建築の諸様式―建築のイデオロギー
2 現代の建築空間―空間のアルケオロジー
3 宇宙・建築・身体―建築のオントロギー
4 現代建築の手法―建築言語とテクノロジー
5 現代消費社会と建築―建築のフェノメノロジー
終章 現代建築家

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Ryosuke Tanaka

1
特に通史的なイントロと工学的な観点からの論考(周辺的なテクノロジーが都市の光景や住環境を一変する)を面白く読んだ。バブル崩壊直後の社会的な世相やアカデミズムの潮流を色濃く反映していて時代がかって見える部分がある。雑多な各論的印象が後半は強いが、モダニズム=建築によるユートピアのイデオロギーの終焉後の様相とか建築という営為が関わる問題の(途方も無い)多面性を反映しているのかもしれない2016/01/24

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