癒し人のわざ―医療の新しいあり方を求めて

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癒し人のわざ―医療の新しいあり方を求めて

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  • サイズ B6判/ページ数 265p/高さ 19X13cm
  • 商品コード 9784788504011
  • NDC分類 490.4
  • Cコード C1047

出版社内容情報

病気が常に患者の心理や人格にも及ぶ全人的な現象であるならば、医療もまた技術だけでなく全人的な「わざ」たらざるをえない。医師の癒し人としてのあるべき姿を、病棟の日常に即してイメージ豊に説いた名著。

目次

序章 癒しの時
1章 病者の世界
2章 病気と疾患
3章 医者と患者
4章 癒しと繋がり
5章 全能感の再生
6章 癒し人の戦い
7章 死の恐怖の克服

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きぬりん

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人は病いに罹ると、「世界との繋がりを失い、全能感の喪失や判断の錯誤を体験し、自己存在のコントロールを失う」(37)。その病いには、患者が抱える「病気」とその原因「疾患」という二側面があり、後者には「治療」が施される一方で前者には「癒し」が必要である。ところが現在の医療では医師の役割が疾患の治療と同一視され、それ以外の事柄は社会的・心理的・個人的な事柄として医者の領分からは外されてしまう。医師の本来的役割は人間のケアにあり、身体のコントロールの回復を通じて、心身の不調の再統合に努めなければならないとのこと。2021/10/05

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