自己組織性の情報科学―エヴォルーショニストのウィーナー的自然観

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  • サイズ A5判/ページ数 296p/高さ 22X16cm
  • 商品コード 9784788503755
  • NDC分類 007
  • Cコード C3036

出版社内容情報

 物質パラダイムから情報パラダイムへ,時代進化のインパクトを予見的に捉え,自然・人間・社会の全レベルを統一的に説明する壮大かつ精密な〈情報科学〉の構想。70‐80年代に及ぶ社会科学理論の視座転換の先駆となった記念碑的論文に新論文を併載。

 生命の発生とともに記号が生まれ、エネルギー代謝の開始とともに情報処理がはじまる。それ以後のあらゆる自然の歴史は、もちろん人間と人間社会の発展を含めて「エネルギー処理」とそのパターンをコントロールする「情報処理」との相互浸透的な進化・発展以外のなにものでもない。エネルギー処理と情報処理は、生物とその社会の2つの不可分の本質であり、自然の歴史は「エネルギー革命」と「情報処理」のたび重なる飛躍によっていろどられてきたといっても、よいだろう。エネルギー革命は蒸気と原子力に尽きず、情報革命はコンピュータに限られるものではないのである。(本文より)

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 【関連書籍】
 『 社会科学の理念 』 P・ウィンチ著 (定価2100円 初版1977を復刊)
 『 現実の社会的構成 』 バーガー、ルックマン著 (定価3045円 2003)
 『 実践ネットワーク分析 』 安田雪著 (定価2520円 2001)

目次

第1部 情報・情報処理・自己組織性―基礎カテゴリーのシステム
第2部 情報科学の構想―エヴォルーショニストのウィーナー的自然観(コミュニケーション科学から情報科学へ;記号論の再建;情報と情報処理;個人の情報科学;社会の情報科学;もちこされた課題)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

rymuka

1
この本を読んで印象に残ったのは,体内の情報を認知情報,評価情報,指令情報の3つに仕分ける方策だ。~http://rymuka.blog136.fc2.com/blog-entry-6.html

ぽん教授(非実在系)

0
情報行動論の授業にて。自己組織性という概念自体は結構単純なのにかなり難しい論考をしている・・・。 全く消化できていない感しかしないので時間に余裕ができたら再チャレンジしようと思う。2013/01/27

igrep

0
難しいけど面白い。某先生の教科書よりは読みやすい2009/04/29

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