ワードマップ<br> 現代言語論―ソシュール フロイト ウィトゲンシュタイン

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現代言語論―ソシュール フロイト ウィトゲンシュタイン

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  • サイズ B6判/ページ数 262p/高さ 19X13cm
  • 商品コード 9784788503724
  • NDC分類 801
  • Cコード C1010

出版社内容情報

現代思想の最前線を切り拓く言語論。「手紙」「約束」「誘惑」等の新鮮なキーワードを手がかりに,ソシュール,フロイト,ウィトゲンシュタインをその可能性の中心で読み多方向に交通させることで,言語をめぐる思考を我々の生きる時空に解き放つ。

内容説明

言語とは実体でもコミュニケーションの道具でもない。生きることそのものである。ソシュール、フロイト、ウィトゲンシュタイン、バフチン、クリステヴァをその可能性の中心で読み、多方向的に交通させることで、言語の思考をわれわれの生きる時空に解き放つ。

目次

はじめに 『現代言語論』はいかに書かれたか、あるいは『現代言語論』の読み方について
現代言語論の三つの視点
1 システム・構造としての言語―記号論的視点(記号 記号論と生のリアリティ;ソシュール 《力》の思想家;共時態と通時態 ソシュールの《力》の言語学;サピア 《ドリフト》、あるいは構造主義の脱構築;意味 《聴く立場》、のために;バルト 実存的構造主義、あるいはロゴスのポリティック;グー 言語と貨幣の生成プロセス;戯れ 言語の無根拠性;ブレンダル 論理学的構造主義者の両義性と徹底性;イェルムスレウ 言語としての主体、あるいは内在論的構造主義の可能性;固有名詞 シニフィエなきシニフィアン、あるいは言語のなかの外部性)
2 無意識としての言語―精神分析的視点(フロイトと言語 言語行為論と象徴理論のはざまに;無意識 無意識のなかの言語、言語のなかの無意識;アナグラム ふたりのソシュール、その断絶と連続;クリステヴァ 《名づけえぬもの》の理論、あるいは《女》のエクリチュール;セミオティックとサンボリック 恋愛、あるいはカオスとしての言語;精神分析と言語使用論 欲動の力と発話の力)
3 行為・コミュニケーションとしての言語―言語使用論的視点(ウィトゲンシュタイン 言語ゲーム論の射程;交通 マルクスとソシュール、あるいは外部の力;オースティン パフォーマンスとしての言語;対話 ミハイル・パフチンとともに;ヴァレリー 「考えるためには、ふたりでなければならない」;バンヴェニスト 発話行為の言語学―「主体」とは「語る主体」である;デリダ/サール論争 言語行為をめぐるディスコミュニケーション;手紙 愛のメタファーとしての;約束 このおそろしげな言語行為;誘惑 他者との危ういコミュニケーション、あるいは迂回されてナルシシズム)
おわりに 言語論のあらたなる転回へ向けて
現代言語論のためのブック・ガイド

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

NICK

6
言語論を俯瞰してみたかったので呼んでみた。局所的に知ってることもないではなかったが新しく知ることも多かった。ソシュールの流れからはイェルムスレウやブレンダル、特にブレンダルの言語学と哲学の狭間をいく姿勢はデリダとどことなく似通ってる気がする。精神分析の流れからはクリステヴァ。記号・意味の生成の場、シニフィアンスという概念は興味深い。最後のコミュニケーション的言語論は、注目されてるのでは。末尾の誘惑の項目は、柄谷行人的な他者の概念を発展させたもので、ナルシシズムがダイアログ的という考えはかなり新鮮だった2011/12/02

gorgeanalogue

4
要領のいい用語集ではなくて、執筆者の主張を前面に出した入門書で、二章「無意識としての言語」から、三章「行為・コミュニケーションとしての言語」への流れが「パフォーマティヴ」で面白かった。その意味で、読後感が東浩紀の『郵便的』にやや似てる。柄谷行人の影響が強く、言語行為論を軸にした言語学批判の本とも読める。現在「誘惑」のコンセプトが「適切」なのか「不適切」なのかどうかはわからないが、『誘惑論』を読んでみよう。「文字を書く行為」と言語の関係を包括的に考えるためにも、言語哲学関連のノートを取り始めないといけない。2019/09/04

椿かすみ

3
読み終えて、私が言葉を好きな理由がわかった気がした。言葉を使うことを学ぶって、あるいは使われた言葉を学ぶって、物事を括るって、あるいは括りを知るって、つまりそれによって隔てられた相手への、そして迂回して自分への、愛なんだ、と。……とまぁ、このようなクサい台詞を言ってしまう程度には、私は(テーマとして)愛が好きで、この本でも第三章の「手紙」だとか「ナルシシズム」だとか、そんなところに興奮していました。2012/01/05

ケン

2
一週間かけて読み終えた。90年代に出された本で、いわゆるロングセラー。現代の言語論について冒頭に掲げた単語を解説する形で紹介していく形式。あとがきにもある通り、著者の立場が色濃く反映されており、生の議論を著者の立場に立って追うことができるため、臨場感のある一冊になっている。読者に興味をもたせるという点において、言語論の入門書としては優秀だと思う。2023/01/03

はる

2
言語学・言語哲学を面白いと思えたのははじめてかもしれない。2021/06/28

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