内容説明
社会の内部で社会の外部からのように、社会のために社会に抗して、社会を観察する―それがプロテストである。社会システム理論からプロテストを読み解く。
目次
近代社会はエコロジー的な危機に対応できるか
インタビュー トロイの木馬
オルタナティブなきオルタナティブ―「新しい社会運動」のパラドックス
近代社会の自己記述におけるトートロジーとパラドックス
女性、男性、ジョージ・スペンサー・ブラウン
参加と対峙―西ドイツへの追悼文についての提言
環境リスクと政治
インタビュー システム理論とプロテスト運動
プロテスト運動
著者等紹介
ルーマン,ニクラス[ルーマン,ニクラス] [Luhmann,Niklas]
1927‐1998年。20世紀を代表する社会学者の一人。もっとも重要な功績は、新たなシステム理論を社会学理論に結びつけ、一つの社会理論を展開させたことにある。フライブルク大学で法律を学んだ後、ニーダーザクセン州の行政官として勤務。タルコット・パーソンズの社会学に徹底的に取り組むためハーバード大学へ留学。その後、ミュンスター大学で博士号、教授資格を1年で取得。1969年、新設されたビーレフェルト大学に教授として就任。1993年に定年退官
ヘルマン,カイ‐ウーヴェ[ヘルマン,カイウーヴェ] [Hellmann,Kai‐Uwe]
ベルリン工科大学、ヘルムート・シュミット大学講師。専門は消費社会学、政治社会学、社会システム論
徳安彰[トクヤスアキラ]
法政大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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