内容説明
前代未聞の音楽学校裁判に、納得いかないスター人事、的はずれな作品選び、そして客席にはラブストーリーにハマれないファンが増殖中!?「100周年への道」=「縮小再生産の道」をひた走る宝塚―でも、まだまだ味わいどころが満載。
目次
第1章 スター展望(さよなら真飛聖―「大丈夫だ、問題ない」とはいかなかったトップ時代;えりたんどうすりゃ委員会2―「相棒」が似合う男役スター・壮一帆;チギちゃんどうすりゃ委員会―相手に「すがる様」を感じさせることによって観客を萌えさせる男役・早霧せいな;みっちゃんどうすりゃ委員会―「大人の男」ができるスター候補北翔海莉)
第2章 公演評(「多感な少女たち」はなぜいなくなってしまったのか―『誰がために鐘は鳴る』宙組東京公演(二〇一一年)
往年の名画はなぜ「ラブロマンス」ではなく「群集劇」になったのか―『麗しのサブリナ』『EXCITER!!』花組東京公演(二〇一〇年)
「私的な復讐譚」は宝塚歌劇となりうるのか―『ロジェ』『ロック・オン!』雪組東京公演(二〇一〇年)
「劇団の使いやあらへんで!?」―『TRAFALGAR』『ファンキー・サンシャイン』宙組東京公開(二〇一〇年)
「男の命」とは「加害者になる快楽」である―『ZORRO 仮面のメサイア』雪組東京公演(二〇〇九年)
大野×まとぶん=青春の「もろさ」と「熱さ」―『花のいそぎ』星組東京特別公演(二〇〇四年))
第3章 宝塚バカ一代の日々―おもしろきこともなき世をおもしろく
第4章 宝塚バカ一代が分析する「なぜ宝塚は劣化したのか」(なぜヅカファンは宝塚にハマッたのか―「癒し」から「萌え」へ;「浮気をしないストーカー男」こそ男役の神髄である;なぜ第二の大地真央・天海祐希は生まれないのか;ボクの考えた宝塚の未来)
著者等紹介
荷宮和子[ニミヤカズコ]
1963年、神戸市生まれ。女子供文化評論家、食べテツ評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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