写真叢書<br> 写真を“読む”視点

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写真叢書
写真を“読む”視点

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  • サイズ B6判/ページ数 227p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784787272003
  • NDC分類 740.4
  • Cコード C0372

出版社内容情報

新聞・雑誌や広告で消費される写真、戦場の現実を照らし出す報道写真、インターネット上で画像と認識される写真、美術館やギャラリーに展示される写真――私たちを取り囲む写真とどう向き合えばいいのかを、7つの視点からわかりやすくレクチャーする。

はじめに――写真史を書くということ、写真史の歴史
1 写真史はどのように語られてきたのか
2 「技術史としての写真史」から「表現の歴史としての写真史」へ
3 「表現の歴史としての写真史」≒「写真家の列伝」?
4 「表現の歴史としての写真史」に対する見直しと近年の傾向
5 本書の目的と構成――写真を読むためのツールとしての写真史


第1章 写真史のなかの子どもたち
1 子どもの写真を撮ること、見ること
2 写真の黎明期――ダゲレオタイプの発明からカルト・ド・ヴィジットの流行まで
3 見立てられる子どもたち/測られる子どもたち 
4 社会を象徴する子どもたち――ドキュメンタリー写真、フォトジャーナリズム
5 子どもとして「見る」ということ


第2章 写真による「性」の表現 
1 密室の中の演技――ポルノグラフィの手法
2 ダゲレオタイプのヌード写真、ステレオ写真の流行──視覚的なポルノグラフィの展開
3 カルト・ド・ヴィジットとポストカードの流行――ピンナップ、ガーリー・マガジンの普及
4 アルフレッド・C・キンゼイの研究活動とキンゼイ研究所の写真アーカイヴ


写真の美術市場の形成
3 ジョン・シャーカフスキーが提示した「写真の見方」


第7章 写真と現代美術――インスタレーション・アートにおける写真の位置づけ
1 フレッド・ウィルソンのインスタレーション作品「H RR R and H PE」
2 現代美術における写真の位置づけ――ポップアートからランドアートまで
3 ポストモダニズムの写真活動の展開
4 インスタレーション・アートの展開
5 表す展示/隠す展示


あとがき

参考・関連文献/サイト

内容説明

新聞・雑誌や広告で消費される写真、インターネット上で画像と認識される写真、美術館やギャラリーに展示される写真―私たちを取り囲む写真とどう向き合えばいいのか、7つの視点からわかりやすくレクチャーする。

目次

第1章 写真史のなかの子どもたち
第2章 写真による「性」の表現
第3章 広告写真とジェンダー表現
第4章 戦争と写真―プロパガンダとしての写真の用法
第5章 紙面上の写真―写真集を読む視点
第6章 美術館と写真―写真を蒐集する視点
第7章 写真と現代美術―インスタレーション・アートにおける写真の位置づけ

著者等紹介

小林美香[コバヤシミカ]
1973年生まれ。大阪芸術大学・大阪成蹊大学・京都造形芸術大学などの非常勤講師。専攻は写真論・写真史。関西を中心に写真に関するレクチャーやワークショップ、シンポジウムの企画・開催に携わる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。