生命倫理の再生に向けて―展望と課題

個数:
電子版価格
¥3,300
  • 電書あり

生命倫理の再生に向けて―展望と課題

  • 提携先に在庫がございます【僅少】
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    (※複数冊ご注文はお取り寄せとなります)
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫状況は刻々と変化しており、ご注文手続き中やご注文後に在庫切れとなることがございます。
    ◆出荷予定日は確定ではなく、表示よりも出荷が遅れる場合が一部にございます。
    ◆複数冊をご注文の場合には全冊がお取り寄せとなります。お取り寄せの場合の納期や入手可否についてはこちらをご参照ください。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 347p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784787232304
  • NDC分類 490.15
  • Cコード C0036

出版社内容情報

急速な進歩を遂げる現代医療は、患者をたんなる医療客体=操作対象へとおとしめた。技術革新の波にゆらぐいのちと向き合った、心と体の一体性を重視した医療の実践は可能なのか。先端医療・法律・倫理の現場から人間の生死の未来像を鋭利に照射する論考集。

まえがき 三島淑臣

第1部 生命倫理の深化のために

第1章 生命倫理の回顧と展望   加茂直樹
 1 研究の発端
 2 人間の出生と生殖――過去から現代へ
 3 子どもを産む/産まないに関して
 4 新しい生殖技術の利用に関して
 5 出生前診断に関して

第2章 多胎減数手術を検討する――女性の自己決定権か   伊佐智子
 1 多胎減数手術の臨床的状況
 2 多胎減数手術に関する諸外国の動向とその法的取り扱い
 3 日本における多胎減数手術の法的議論
 4 多胎減数手術についての倫理的議論

第3章 生殖補助医療における生命倫理――一九九〇年イギリスと旧西ドイツの法律を中心として   丸山マサ美
 1 生殖補助医療の本質
 2 先進諸国における生殖技術の対応
 3 イギリスと旧西ドイツの委員会設立から立法化までの経緯
 4 非婚姻者間の生殖補助医療の問題点

第4章 発症前診断における個人の権利と社会の権利   ダリル・メイサー[酒匂一郎訳]
 1 生命倫理と遺伝子的予測
 2 発症のリスクを下げるためのスクリーニング
 3 発症前診断と生殖の責任
場と生命倫理

第7章 臨床倫理の考え方と課題   白浜雅司
 1 生命倫理・臨床倫理という学問が成立した背景
 2 臨床倫理とは何か
 3 臨床倫理の考え方
 4 臨床倫理の四分割法を使った分析法
 5 臨床倫理の四分割法を用いた具体的事例の検討
 6 倫理的問題解決の障害とその対策――今後のさらなる発展のために

第8章 在宅ホスピスにおけるバイオエシックスの問題――告知・自己決定・QOLと希望   二ノ坂保喜
 1 在宅ホスピスケアとは
 2 「患者とともに歩む医療」の出発点としての告知
 3 自己決定というけれど……
 4 QOLと希望
 5 医師の役割の変化――おわりにかえて

第9章 「脳死」移植問題を考える――医療現場の感覚と生命倫理の乖離   松本文六
 1 臓器移植の種々相と「脳死」移植の論点
 2 そもそも「脳死」とは何を指すのか
 3 脳低温療法が示すもの
 4 移植の拡大とその問題点
 5 「脳死」を前提とする臓器移植の問題点

第10章 現代医学におびやかされる生命   山口研一郎
 1 日本の医学・医療の現状
 2 生命科学をめぐる

内容説明

臓器移植、遺伝子診断、安楽死―医療テクノロジーの進歩で揺らぐ「いのち」のあわいに「生きるとは」「死ぬとは」を問う。先端の医療・法律・倫理の現場から、人間の生死の未来像を鋭利に照射する論考集。

目次

第1部 生命倫理の深化のために(生命倫理の回顧と展望;多胎減数手術を検討する―女性の自己決定権か;生殖補助医療における生命倫理―一九九〇年イギリスと旧西ドイツの法律を中心として;発症前診断における個人の権利と社会の権利;死の決定―アメリカと日本の生命倫理概念の比較;人間は翼を持ち始めるのか?―近未来的人間改造に関する覚書)
第2部 医療の現場と生命倫理(臨床倫理の考え方と課題;在宅ホスピスにおけるバイオエシックスの課題―告知・自己決定・QOLと希望;「脳死」移植問題を考える―医療現場の感覚と生命倫理との乖離;現代医学におびやかされる生命)