大人の責任、子どもの責任―刑事責任の現象学 (増補版)

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大人の責任、子どもの責任―刑事責任の現象学 (増補版)

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  • サイズ B6判/ページ数 277p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784787231581
  • NDC分類 326.14
  • Cコード C0036

出版社内容情報

1980年代以降、既成の概念を超えて続発する凶悪な犯罪は何を反映しているのか? 処罰/保護の境界消滅を析出し、近代に形成された「責任」原理の終焉と 「責任」を負わせる「主体」の崩壊を解読。システムに介入された社会の変容をさぐる。

はじまり

1 〈責任〉はどこからきたか――刑事責任の誕生

2 大人の〈責任〉――犯罪と「狂気」
 (1)「理性的人間」の誕生――「狂気」の刑事責任史
 (2)「わけのわからない」犯罪への前奏――金属バット殺人事件
 (3)理性/狂気のボーダーが消える――パリ留学生バラバラ殺人事件
 (4)「システム」の犯罪――連続幼女誘拐殺害事件
 (5)たったひとりの「戦争」――佐賀同窓会爆殺未遂事件
 (6)「主体」の解体、〈責任〉の消滅――福岡美容師バラバラ殺人事件

3 子どもの〈責任〉――本当にいま子どもは「未熟」であるのか
 (1)「非行少年」の誕生――子どもの刑事責任史
 (2)こどもは「小さな大人」になった――目黒区中学生両親祖母殺害事件
 (3)死刑か保護か――大高緑地アベック殺害事件
 (4)大人/子どものボーダーが消える――広島教え子殺害事件
 (5)変容する「いじめ」――愛知いじめ死事件
 (6)「透明な存在」の叛乱――神戸児童連続殺傷事件

おしまい
増補版へのあとがき

内容説明

既成の概念を超えて続発する凶悪な犯罪を検証して処罰/保護の境界消滅を析出し、近代刑法が前提とする「責任」原理の終焉と、「責任」を負わせる「主体」の崩壊を解読する。

目次

1 「責任」はどこからきたか―刑事責任の誕生
2 大人の「責任」―犯罪と「狂気」(「理性的人間」の誕生―「狂気」の刑事責任史;「わけのわからない」犯罪への前奏―金属バット殺人事件;理性/狂気のボーダーが消える―パリ留学生バラバラ殺人事件 ほか)
3 子どもの「責任」―本当にいま子どもは「未熟」であるのか(「非行少年」の誕生―子どもの刑事責任史;子どもは「小さな大人」になった―目黒区中学生両親祖母殺害事件;死刑か保護か―大高緑地アベック殺害事件 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kimi On

0
著者が 児童心理学とか 社会福祉とか が専門ではなく 工業大学卒業ってことに 驚いてます。 2021/02/22

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