想定外シナリオと危機管理―東電会見の失敗と教訓

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  • サイズ B6判/ページ数 130p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784785718916
  • NDC分類 540.921
  • Cコード C3032

内容説明

福島第一原発の事故から現在までを検証し、企業の情報開示のあり方を企業弁護士の第一人者が提唱する。企業経営者・広報担当者・法務担当者必読の書。

目次

第1章 「想定しなかった」危機の発生とリスクマネジメント(本件原発事故は東電のリスク想定の失敗とリスク管理マネジメントの不在が原因である;東電が確保すべき想定範囲を狭く理解しすぎた過誤は、適切な経営体制があれば回避することは可能であった;利益優先主義の弊害)
第2章 「想定外」危機の発生後のクライシス・マネジメント(リスクマネジメントとクライシス・マネジメントとBCPの差異;想定外危機は発生した瞬間から、所与のリスクとして「クライシス・マネジメント」の対象となる)
第3章 東電のクライシス・マネジメントの失敗(情報開示(記者会見)の失敗
クライシス・マネジメント体制の失敗
メディアの失敗
クライシス・マネジメント失敗の原因
東電の失敗から学ぶクライシス・マネジメント5カ条)

著者等紹介

久保利英明[クボリヒデアキ]
1944年埼玉県生まれ。1967年司法試験合格、68年東京大学法学部卒業。71年弁護士登録。1994年日本コーポレート・ガバナンス・フォーラム理事(現任)。1998年東京商工会議所経済法規委員会副委員長(現任)。2000年日本債券信用銀行(現あおぞら銀行)監査役。2001年第二東京弁護士会会長、日弁連副会長。野村ホールディングス株式会社社外取締役。2002年金融庁顧問、金融問題タスクフォースメンバーに就任。2003年内閣府知的財産戦略本部員就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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