内容説明
国際レベルの実務専門家が、法律・金融・監査の契約エキスパートのために、倒産実体法を契約管理の視点から先鋭的・画期的・比較法的に分析・提言をした渾身の書。
目次
倒産法と契約法
双務契約と倒産優先回収権
保全期間
債権の現在化、同時履行の抗弁
双務契約再考―売主の本旨履行請求の要件事実と双方未履行解除をめぐって
高度ファイナンス取引―「倒産法の尽きた」ところにある契約法を考える
市場の相場がある商品取引契約
動産売買と倒産法
倒産手続と取戻権―デリバティブ取引をきっかけに
倒産手続における担保権の範囲、額ならびに財産の評価
集合動産担保権ならびに集合債権担保権
倒産内外を通じた動態的担保試論―人的財産担保の変動をめぐって
倒産法と相殺権
否認権による契約の修正
財産の価額―法と企業合計
返済計画を規定する実体法の諸権利