新しい農業の風はモクモクからやって来る

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  • サイズ A5判/ページ数 253p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784785503994
  • NDC分類 611.77
  • Cコード C0063

出版社内容情報

二次、三次産業との融合連携を図る新しい農業経営を六次産業と呼ぶ。農業の大切さを伝える農業のテーマパークづくり「伊賀の里モクモク手づくりファーム」の創始者二人の新時代に向けた奮闘記。

目次

第1章 モクモクの原点―養豚農家を守るために、ブランド豚肉の開発と販売に奮闘
第2章 モクモクの波乱、結束、成長―クーデターが勃発。それを乗り越えて見えてきた新事業の数々
第3章 モクモクの根幹は会員さん―モノづくりの考え方は、多くの共感を呼び、組織化していった
第4章 モクモクの若さ、活気、笑顔―驚くほどにスタッフたちのモチベーションが高いのはなぜ?
第5章 モクモクの展望―農業と食育活動が、新しい価値と可能性を切り開く

著者等紹介

木村修[キムラオサム]
1951年生まれ、三重県四日市市出身。1975年3月同志社大学経済学部卒業。1975年4月三重県経済農業協同組合連合会に就職。1987年4月三重県経済農業協同組合連合会を退職、阿山町(現伊賀市)の養豚農家16軒と農事組合法人伊賀銘柄豚振興組合を設立。1992年11月(有)農業法人モクモク設立。1993年4月(有)農業法人モクモク代表取締役社長に就任。1994年10月農業組合法人伊賀銘柄豚振興組合を農事組合法人伊賀の里モクモク手づくりファームに名称変更すると共に、事業内容を農業全般に変更し、内部に農業生産部を新設、社長理事に就任

吉田修[ヨシダオサム]
1950年生まれ、三重県熊野市出身。1974年3月麻布獣医大学卒業、1974年4月全国酪農農業協同組合連合会に就職。1975年4月三重県経済農業協同組合連合会に就職。1988年4月、三重県経済農業協同組合連合会を退職し、農事組合法人伊賀銘柄豚振興組合結成に参画。1994年10月農事組合法人伊賀の里モクモク手づくりファーム専務理事に就任。2002年4月(有)農業法人モクモク代表取締役専務に就任。2003年10月国土交通省「観光カリスマ百選」受賞

青山浩子[アオヤマヒロコ]
農業ジャーナリスト。1963年生まれ、愛知県岡崎市出身。旅行会社、商社、コンサルティング会社勤務を経て、1999年より農業関連のジャーナリストとして活動中。1年の半分を農村での取材に充て、奮闘する農家の姿を紹介している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

6
木村修さん、吉田修さん、青山浩子さん著の「新しい農業の風はモクモクからやってくる」を読み終えました。農業ジャーナリストである青山浩子さんが「伊賀の里モクモク手づくりファーム」の経営者である木村さんと吉田さんへの取材をまとめた本になります。モクモクは農業生産から加工販売、食育や体験まで提供する6次産業の先駆者で、この本ではモクモクの成功の秘訣や乗り越えてきた困難がよくわかります。農業に限らず会社を運営する人にとってたくさんのヒントがちりばめられていると思います。ぜひ、訪れてみたいですね。2021/08/15

allizzwell

2
6次産業化のモデルケースの引き合いに出されることが多く、仕事で6次産業化の話を聞く機会があり思い出して買ってみました。冒頭から林牧場が登場して、凄い♪ヽ(´▽`)/とテンション上がり↑。何をするにも、グラグラしないように大切なのはやはり志だなと思わされた。もくもくをモデルとして、そのグループ内で自給自足が完結するような、食の安心安全をベースに、共感した人たちが買い支えて育てていく、子供たちにも楽しく学んでもらえるプラットホームがもっとあっていいと思うし、携わってみたい、2012/05/03

begin

1
家族旅行で泊まったOkaeriビレッジで読みました。森岡毅さんの「USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?」のような疾走感がある内容で引き込まれました。 事業と運動を分けていらっしゃる点が非常に共感でき、理想の世界に近づけるための運動には金がいる。でも運動に反する事業であってはならないという信念が人生の教訓になりました。 私はモクモクファームをテーマパークだと思っていましたが、カンブリア宮殿出演時の木村さんのコメントでは違うようです。農業を知る場所。これも奥が深いコメントです。2023/03/11

コホーー

1
例えるなら6次産業のエンターテインメント施設。もしくは農業版旭山動物園。自ら生産・加工したものを販売するほか、物作り体験などで観光アイテム化し、ファンからの信頼を得る。苦労も絶えず、実際中々真似のできるものではないが、経営方針の理論構築がしっかりしていて共感でき、ビジネス書としてもおススメの一冊です。2020/03/08

Tokihiko Asahigata

1
前から、知っていた六次産業のモクモク。 前書きにあった通り。消費者をひきつける力(ここだから買う。通販は会員の購入が90パイナップル)、若者を惹き付ける力、農村を元気にする力が凄いなと感じた。農場運営というより、自分が将来経営する上で大切だと感じる事が多かった。質素で謙虚に、大きな野望を抱いて。2017/08/27

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