ポピュラー・サイエンス
生命科学者、現代を語る―時を越えて万里同符

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  • サイズ B6判/ページ数 161p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784785387686
  • NDC分類 460.4
  • Cコード C0045

内容説明

本書に収録したエッセイは、細胞生物学者の田沼靖一、脳科学者の沢口俊之、進化生物学から科学技術社会論にシフトした佐倉の三人が、一九九九年七月から二〇〇二年一一月まで、『生物の科学 遺伝』誌(裳華房)に連載したリレー・エッセイ「万里同符」の中から三分の二ほどを選び、テーマに沿って再編成したものである。

目次

二四〇年後の万里同符
心は脳の活動:自由意思は脳活動を後追いする
死による無限と夢幻
鼎談1 現代における万里同符の意義
暁の死
日本人の特殊性:微分的ネオテニー説
マンボウの卵、または利己的なミーム?
蝸牛の殻
鼎談2 死・老化・寿命のサイエンス
往還としての死〔ほか〕

著者等紹介

佐倉統[サクラオサム]
1960年、東京都世田谷区生まれ。京都大学大学院理学研究科博士課程修了。理学博士。進化生物学、科学技術社会論専攻。三菱化成生命科学研究所、横浜国立大学、フライブルク大学を経て、2000年より東京大学大学院情報学環助教授。科学技術と社会のあらまほしき関係を探索中

沢口俊之[サワグチトシユキ]
1959年、東京都葛飾区生まれ。京都大学大学院理学研究科博士課程修了。理学博士。京都大学霊長類研究所、北海道大学文学部などを経て、1999年より北海道大学大学院医学研究科教授。専門は認知脳科学、霊長類学。主な研究テーマは「自我の脳内メカニズム」「脳の発達と進化」など

田沼靖一[タヌマセイイチ]
1952年、山梨県甲府市生まれ。東京大学大学院薬学系研究科博士課程修了。薬学博士。生化学、分子生物学専攻。帝京大学薬学部、米国国立衛生研究所、東京工業大学生命理工学部を経て、1992年より東京理科大学薬学部教授。2001年より同大学ゲノム創薬研究センター所長(兼任)
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