内容説明
河川や湖沼などの身近な環境汚染から、温暖化や酸性雨などの地球環境問題まで、主に生物との関わりや人の生活の観点から簡潔にまとめた環境科学の入門的教科書。旧版刊行後にクローズアップされた生物多様性の保全、環境ホルモン、アスベスト(石綿)、浮遊粒子状物質、京都議定書、リサイクル・循環型社会などの話題や、環境科学各分野の進展にともなう新知見や情報、対策、研究成果などを取り入れ、また掲載データをできるかぎり新しいものに差し替えるなど、全面的な刷新を図った。
目次
日本の自然環境
河川の汚濁・汚染
湖沼の汚濁・汚染
海域環境の破壊
殺虫剤散布による汚染と混乱
日常生活を汚染する有害物質
都市環境と生物
人口問題
大気汚染
酸性雨
オゾン層を破壊するフロン
二酸化炭素排出による地球の温暖化
破壊される熱帯林
急ピッチで進む砂漠化
著者等紹介
松原聰[マツバラサトシ]
1935年大阪府に生まれる。1963年京都大学農学部大学院博士課程修了。1964年京都府立大学農学部助手。1965年京都大学農学博士。1968年京都府立大学教養課程助教授。1977年京都府立大学生活科学部教授。1999年京都府立大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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