内容説明
食べ物依存、性依存、仕事依存、運動依存…これも全部依存症!?現代社会で問題化しつつある“新時代”の依存症(物質依存・行動嗜癖)を、国内の依存症治療の第一人者が結集し、Q&Aで徹底解説しました。電子版付き。
目次
依存症の基礎知識
アルコール依存
薬物依存
ニコチン依存
ギャンブル依存
ネット依存
食べ物依存
性依存
買い物依存
仕事依存
運動依存
窃盗癖
自傷癖
著者等紹介
樋口進[ヒグチススム]
独立行政法人国立病院機構久里浜医療センター院長。依存症対策全国共同センター長。WHO研究・研修協力センター長。1979年東北大学医学部卒。米国立保健研究所留学、国立久里浜病院臨床研究部長、同病院副院長などを経て現職。WHO専門家諮問委員、インターネット使用障害に関するWHO専門家東京会議(2014年)議長、ソウル会議(2015年)・香港会議(2016年)・イスタンブール会議共同議長、WHO依存フォーラム共同議長(ジュネーブ、2017)、厚生労働省アルコール健康障害対策関係者会議会長、厚生労働省依存検討会(2013年度)座長など役歴多数。国際アルコール医学生物学会(ISBRA)前理事長(2018年大会長)、国際嗜癖医学会(ISAM)アジア太平洋地区代表(2014年大会長)、国際行動嗜癖研究学会理事(ISSBA,2019年大会長)も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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すずき7893
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様々な依存症についての解説。運動依存症、過食、窃盗依存についても書かれている。たとえ酒を飲む量が少量だろうと本人が酒を飲むことそのものに執着というか、やめたいんだけど、やめられないんだよと両価性、相反する気持ちを持っているなら、十分依存の気があるぞという話し。リストカットとか、本当はもうカッティングをしなくなってからが治療の本番なんだ。そこからなんだ。患者と一緒にこれから「リストカットをやめたけど、じゃあリストカットを捨ててどう生きていけばいいの?」という患者の問いに考えなければなのよ。生きていくことは苦2024/03/28