内容説明
本書は一橋大学の上保晃平の学士論文を加筆修正して上梓された。インタビューや聞き取りによって、排除され「命の選別」の対象にもされかねない障害者の議会参加への“障害”が抉りだされ、それを克服するための足がかりが政治学・社会学・障害学の理論によって提示されている。
目次
序章 障害は政治的なこと―社会モデルと当事者参画
第1章 れいわ新選組と19年参院選―重度障害者議員の誕生
第2章 木村英子・舩後靖彦議員の活動―障害者議員と代表性
第3章 三井絹子の「闘い」―もう一つの政治過程
第4章 重度障害と議員活動―木村英子参議院議員インタビュー
第5章 議会参加と障害社会科学―堀利和元参議院議員インタビュー
第6章 『生きざま政治のネットワーク―障害者と議会参加』を読んで
終章 議会参加の“障害”―理論的考察の試み
著者等紹介
上保晃平[ウワボコウヘイ]
1998年、広島県生まれ。2021年3月、一橋大学社会学部(政治学専攻)卒業。同年4月から朝日新聞記者
堀利和[ホリトシカズ]
小学校4年生の時、清水小学校から静岡盲学校小学部に転校、東京教育大学附属盲学校高等部、明治学院大学、日本社会事業学校卒。参議院議員二期(社会党、民主党)。立教大学兼任講師。現在、特定非営利活動法人共同連顧問。季刊『福祉労働』編集長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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