目次
第1話 焼かれた机―小学校から追放される(六年生の二学期;無癩県運動による見せしめ ほか)
第2話 強制収容―十五年にわたる療養所生活(療養所での労働と医療;無意識に身についた人としての基本 ほか)
第3話 社会復帰―病歴を隠して暮らす日々(シャバに出て;看護学生との遠距離交際 ほか)
第4話 病歴告白―勝訴判決に押された決断(人間破壊のらい予防法;らい予防法廃止と違憲・国賠訴訟 ほか)
著者等紹介
石山春平[イシヤマハルヘイ]
1936年、静岡県生まれ。小学校6年生の時にハンセン病を発症し、強制退学。1952年、隔離政策により神山復生病院に収容(16歳)。23歳で完治が確認されたが退所は許可されず療養生活を継続した。1968年、15年間の隔離の後、社会復帰(32歳)。障害を抱えながらも民間会社に勤務。1975年から2008年まで川崎市でガイドヘルパーの仕事をした。1996年らい予防法廃止を経て違憲・国賠訴訟原告。勝訴・政府謝罪を受け、ハンセン病回復者であることを明らかにして、学校教育や人権研修などの場で講演。偏見と差別を無くすための活動を精力的に行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件