内容説明
藤子・F・不二雄(1933~1996)の代表作にして古典的マンガ『ドラえもん』は、時を経た今なお親しまれる。実に1,300話以上が描かれた。きわだつ5話を入口として『ドラえもん』世界への知的冒険に読者を誘い、そこから浮かび上がる世界観と作家像に迫る。
目次
第1章 「うそつきかがみ」は物語る(嘘をつく鏡の人間臭さ;ギャグマンガとしての「うそつきかがみ」 ほか)
第2章 「かげがり」は物語る(「かげがり」の恐怖;「かげがり」と『影をなくした男』と『影法師』 ほか)
第3章 「ペコペコバッタ」は物語る(エスカレートする謝罪;「ペコペコバッタ」のなかの小ネタ)
第4章 「ゆめふうりん」は物語る(将来の夢はガキ大将;昼寝と怠け者 ほか)
第5章 「ゆめの町、ノビタランド」は物語る(子供だけのエリア;ミニチュアの町 ほか)
著者等紹介
稲垣高広[イナガキタカヒロ]
1968年5月、愛知県春日井市に生まれる。1991年、愛知大学文学部卒業。2004年より、藤子・F・不二雄作品と藤子不二雄A作品をテーマにしたブログ「藤子不二雄ファンはここにいる/koikesanの日記」を運営中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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