総力戦体制研究―日本陸軍の国家総動員構想

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  • サイズ B6判/ページ数 281p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784784515011
  • NDC分類 393.6
  • Cコード C0030

内容説明

現在、総力戦体制は実に多様なアプローチから研究されるようになっている。従来のファシズム論の枠組みを根底から超える立場から、総力戦体制をキーワードとして近代日本国家を捉えた本書は、総力戦体制研究の嚆矢となった。その後の研究状況をふまえた補章を付してここに復刊。

目次

第1章 第一次世界大戦と総力戦
第2章 日本陸軍の総力戦準備構想
第3章 国家総動員の法整備とその実施機関
第4章 軍部批判の展開と陸軍改造計画
第5章 総動員政策をめぐる対立と矛盾
第6章 国民統合・教化策の展開
第7章 戦争指導の実態と軍の論理
第8章 国防思想の宣伝普及と治安対策
附録資料
補章 総力戦体制研究で何が論じられてきたか

著者等紹介

纐纈厚[コウケツアツシ]
1951年生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了。現在、山口大学人文学部兼独立大学院東アジア研究科教授。近現代政治軍事史・現代政治軍事論専攻。遼寧師範大学客員教授。韓国平和統一研究所海外研究員。山口大学副学長(大学情報機構長・図書館長)。政治学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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