内容説明
第三世界メキシコ出身でありながら奇想天外なアイデア力、双方の面子を保つ折衝力、そして正確な票を読む洞察力によってラテンアメリカの非核地帯化を実現し、その後の世界の核軍縮の流れに道筋を付けたノーベル平和賞受賞者。類い希なスーパーコーディネーターの人生に迫る。
目次
遍歴の国際法騎士
普遍的人権の戦後構想
チャプルテペックの有能な事務官
サンフランシスコ会議での苦闘
国連事務局の若き部長
海洋法会議での再デビュー
非核地帯との関わり
序盤の交渉
試練のトラテロルコ条約
第三世界のリーダー
核軍縮のドン・キホーテ
外務大臣
デタントと軍縮特別総会
限定核戦争の恐怖
著者等紹介
木下郁夫[キノシタイクオ]
1971年、東京都新宿区生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。同大学大学院政治学研究科博士後期課程単位取得後退学。修士。愛知県立大学外国語学部専任講師、准教授を経て、2014年より教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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