みちのく・民の語り<br> 出稼ぎ―少年伐採夫の記録

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みちのく・民の語り
出稼ぎ―少年伐採夫の記録

  • 野添 憲治【著】
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  • 社会評論社(2006/10発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 255p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784784509614
  • NDC分類 611.91
  • Cコード C0039

内容説明

侮辱の極限でみせた、微笑みの真相とは。戦後まもない北海道、長野、奈良、福島の山奥で伐採生活。出稼ぎ者みずから体験をまとめることは数少ない。底辺労働者の心象、山の風俗を伝える実録。

目次

1 陸の孤島に暮らす―北海道常呂郡置戸町
2 秩父山系の飯場生活―長野県南佐久郡川上村梓山
3 底辺生活者の愛と恨み―奈良県吉野郡下北山村池峰
4 豪雪の高原に生きる―長野県下高井郡堺村五宝木
5 北国の詩情と人生―北海道勇払郡占冠村湯の沢
6 飯場の革新者たち―長野県下高井郡堺村北野
7 雪国に生きる人々―福島県岩瀬郡天栄村
8 屈辱と憤怒にまみれて―北海道勇払郡占冠村下トマム
出稼ぎとその社会的背景

著者等紹介

野添憲治[ノゾエケンジ]
1935年秋田県藤琴村(現・藤里町)に生まれる。新制中学を卒業後、山林や土木の出稼ぎを7年、国有林の作業員を8年の後、能代市に転住。大館職業訓練所(自動車整備科)を修了後、木材業界紙記者、秋田放送ラジオキャスター、秋田経済法科大学講師(非常勤)などを経て、著述活動に入る。『塩っぱい河をわたる』(福音館書店)で第42回産経児童出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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itokake

3
1935年(昭和10年)貧農に生まれた著者が、17-23歳にかけて経験した出稼ぎ。貴重な当事者の記録が読めることに感動。日記をもとに書いているので詳しい。杣夫(きこり)達の作業、娯楽、賃金不払いや事故や事件を通して時代の一端が見える。長野の豪雪地帯では1月以上も飯場で雪に閉じ込められた。そんな中、晴れの日にかんじきを履いて行ける近隣の家を訪ねた。そこでザアザア音のするレコードで聞いた浪曲「壷坂霊験記」に涙が溢れて止まらなかったというエピソード。しみじみと感じ入る。出稼ぎを抜けるきっかけになった事件(続)2020/10/24

バーニーズマウンテンドッグ

1
久々に本を読了。この本を読むのに半年くらい時間がかかってしまった(^^;)。秋田の山村(今の白神山地の南の方)出身の筆者が中学を出てすぐに北海道や信州、東北各地の山に伐採夫として出稼ぎに行った記憶を書き記している。戦後、5、6年たった頃から高度成長期が始まり、おそらくは都市部は大発展をし始めている頃までの話である。筆者の青春時代の冬の農閑期は各地の山の中に入っての重労働に費やされた。山の生活の大変さ、戦後にものすごく木を切った様子、当時の労働条件などがひしひしと伝わって来る。2017/05/26

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