内容説明
憲法168(イロハ)条とは何か。第9条(非武装)、第14条(法の下の平等)、第25条(生存権)、第28条(労働者の権理)、第92条(地方自治)―合わせると168条。これら総体を日々の生活とたたかいのなかでいかに活かすか。その核心は、「生存権所得」を保障する「平等の追求」にある。「貧困と格差」社会の変革へ向けて新たな視点で憲法を活用しよう。
目次
第1部 憲法を活かす闘い(憲法はなぜ大切なのか;左翼における憲法の軽視;第一四条・法の下の平等の意義;第二五条・生存権の意義;第二八条・労働者の権理の意義;第九二条・地方自治の重要性;憲法一六八条を活かす)
第2部 ソ連邦崩壊から何を学ぶか(ソ連邦とは何だったのか;ソ連邦の経済の実態と本質;ソ連邦の政治システムは「党主政」;社会主義経済は「協議経済」)
補論(唯物史観から複合史観へ;変革は時間がかかっても武力ぬきで―山田太一脚本「遠い国から来た男」を観て)
著者等紹介
村岡到[ムラオカイタル]
1943年4月6日生まれ。1962年新潟県立長岡高校卒業。1963年東京大学医学部付属病院分院に勤務(1975年に失職)。1969年10・21闘争で逮捕・有罪。1980年政治グループ稲妻を創成(1996年に解散)。現在、『プランB』編集長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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