内容説明
軍事工場としての花岡鉱山、総力戦体制下の企業の実態。タブー取材を連載した地元新聞。渾身の聞き書きが掘り起こす1945・花岡事件。
目次
第1部 聞き書き花岡事件―三七年目の証言(連行そして寮へ;中山寮生活;地獄の日々 ほか)
第2部 花岡鉱山(花岡鉱山の労務の変遷;花岡鉱山の友子制度)
第3部 花岡事件を見た二〇人の証言(後編)(毎日のように人が死ぬ―鹿島組職員の見た事件 佐藤文三の証言;骨と皮ばかりになって―花岡在住者の見た暴動 佐藤ウメの証言;拷問と報道管制―憲兵隊兵長として出動 浜松健二の証言 ほか)
著者等紹介
野添憲治[ノゾエケンジ]
1935年秋田県藤琴村(現・藤里町)に生まれる。新制中学を卒業後、山林や土木の出稼ぎを7年、国有林の作業員を8年の後、能代市に転住。大館職業訓練所(自動車整備科)を修了後、木材業界紙記者、秋田放送ラジオキャスター、秋田経済法科大学講師(非常勤)などを経て、著述活動に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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