現代のエスプリ別冊<br> ひきこもる若者たち

現代のエスプリ別冊
ひきこもる若者たち

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  • サイズ A5判/ページ数 280p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784784360390
  • NDC分類 367.6
  • Cコード C9411

出版社内容情報

ひきこもりの問題が各方面でとりあげられるようになって久しい。
それでは、現在、ひきこもりはどのように議論され、理解されているのであろうか。
本特集では「ひきこもりの現在」に焦点を当てるとともに、ひきこもりの歴史的流れ、
その背景、発達障害との関係、文化論など多角的な視点からひきこもりを考察する。
また、さまざまな心理療法をはじめ、個人のみならず家族、地域に対する具体的な支援活動を
取り上げる。

【目次】

■概説:ひきこもる若者たち ― 本特集号の内容紹介 (村尾泰弘)

■座談会:ひきこもりの現在 (斎藤 環/福本 修/永井 撤/村尾泰弘)

■病理
・ひきこもりの精神病理 (岡田和史)
・発達障害とひきこもり (小林真理子/近藤直司)
・ひきこもり ― 関係性と時代の成熟という視点から (田中千穂子)
・対人恐怖とひきこもり (永井 撤)
・家庭内暴力とひきこもり (伊藤直文)
・現代型非行とひきこもり ― 現代青少年の攻撃性の視点から (廣井亮一)
・コミュニケーションの病理としてのひきこもり (若島孔文)

■社会背景
・ひきこもる若者たちの歴史 (岡本吉生)
・ひきこもりの社会的背景 (藤田博康)
・ひきこもりと学校教育 (山本智也)
・ひきこもりと同一性(アイデンティティ)拡散 (松瀬喜治)
・遊びとひきこもり (室城隆之)

■治療
・ひきこもりカウンセリングの実際 (芳川玲子)
・事例を通してみえてくるもの (三浦亜紀/岸本寛史)
・ひきこもりの家族療法 (笹竹英穂)
・ひきこもりのブリーフセラピー (椎野 睦)

■社会支援
・ひきこもりの居場所づくり (久田邦明)
・ひきこもりの家族支援 ― ひきこもりとソーシャルワーク (市村彰英)
・ひきこもりの家族援助 ― アドラー心理学の立場から (鎌田 穣)
・ひきこもりの地域精神保健活動 ― 保健師の立場から (宮本ふみ)
・キャリアカウンセリングよりみたひきこもり (宮城まり子)
・電話相談とひきこもり (有田モト子)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

そがたいへい

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社会がひきこもる条件、環境を整えている   ひきこもりという状態について、それぞれの専門家が様々な視点から論じているいる。また、この本を読むことによって、広い意味でのひきこもりにつての共通要因が見えてくるのと同時に社会背景も見えてくる。その意味では、オススメ。 臨床分野の少しの知識があれば大体理解できる。2011/07/03

昌也

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本棚2023/02/01

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