古代神祇信仰と仏教―宇佐八幡宮の成立

古代神祇信仰と仏教―宇佐八幡宮の成立

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  • サイズ A5判/ページ数 218p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784784212590
  • NDC分類 172
  • Cコード C3021

目次

第1部 天武皇統の神祇信仰と仏教の受容(神祇令の特質について―唐祠令との比較から考える;天武皇統の神祇信仰と仏教の受容;『続日本紀』にみる祥瑞について;八幡神の古代国家形成に果たした役割―宇佐八幡宮の成立序説)
第2部 宇佐八幡宮の成立に係わる一試論―「鎮められた神」について(宇佐八幡宮の概要;皇統の交替はあったか;神功皇后伝説の信憑性について;宇佐八幡宮の成立)

著者等紹介

岡村孝子[オカムラタカコ]
旧姓・内田。1954年東京都生まれ。1974年4月青山学院大学法学部入学。1978年3月青山学院大学法学部卒業。2000年4月國學院大學大学院文学研究科入学。2002年3月國學院大學大学院文学研究科博士課程前期修了。修士(宗教学)。青山学院校友会代議員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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うえ

6
「聖武朝は多くの困難を抱えながらも、政権としては一定の安定を得て国家としての自立性は高まり、中国と肩を並べるためにも仏教は必要であった。遣唐使を通じて、唐の玄宗皇帝に鑑真の来日を要請する際、道教の道士の来日は拒絶したのは、日本には道教ではなく在来の信仰としての神祇があるので、近隣諸国との関係で優位に立つために「普遍宗教」としての仏教の受容であった。仏教では国家安寧・国家隆盛のための祈願であり、聖武朝でも祈雨など神祇への祈願も決して少なくない。称徳・光仁・桓武朝では神祇への祈願が再び多くなる。」2020/10/17

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