目次
第1部 日本親族集団の父系擬制的・非出自的・無系的および血統上での未分化のキンドレッド構造に関する検証(日本古代血縁集団に関する研究とその問題点;文化人類学における出自理論とその古代史研究における意義;日本古代社会の婚姻形態と血縁構造―中国の「同性不婚」との比較において ほか)
第2部 継承制・相続制における特徴とその文化的分析の展開(日本古代社会における王位継承と血縁集団の構造―中国との比較において;平安時代の養子縁組と蔭位制;近世の「養子願書」と「養子証文」―中国の養子文書との比較を加えて ほか)
付篇1 中国の宗法制と宗族およびその研究の歴史と現状
付篇2 「礼」と「家・国一体化」およびその文化の特質―「中国周代の儀礼と王権」へのコメント
著者等紹介
官文娜[カンブンダ]
1953年中国湖北省武漢市生。1982年華中師範大学歴史学部卒業。1996年京都大学大学院文学研究科国史学専攻博士後期課程単位修了。1999年京都大学大学院文学研究科国史学博士号(文学博士)取得。2001~04年日本文部科学省国際日本文化研究センター外国人研究員、日本学術振興会特別研究員。現在、日本文部科学省国際日本文化研究センター共同研究員、武漢大学中国伝統文化研究センター客員教授
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