内容説明
本書は、京都工芸繊維大学名誉教授中村昌生先生の喜寿を記念して、先生に親しく薫陶を受けた者たちが論文を献ずることによって、その学恩に報いようとして計画されたものである。
目次
1 寺社建築(歴史的にみた多武峯十三重塔;中世紀国造家の譲補の儀について一五八代国造親文(暦応三年)を中心として ほか)
2 茶室(茶室における寄合性と結座性;同朋能阿弥―室礼の規矩をめぐって ほか)
3 建築生産史・都市史(松江藩の作事と御大工について;近世初期寺内町の様相について―泉州貝塚における寛文二年「願泉寺再興造立奉加帳」をもとに)
4 近代建築(大阪市中央公会堂の建築と意匠;思想としての乾式構造 ほか)