出版社内容情報
律令国家における、土地に対する国家的管理の実相、民衆掌握の様相、地域社会と国家との関係
この三つの視点から８～９世紀の諸政策を対比的に分析・検討し、律令国家支配の理念とその構造的変化を追究する。
目次
第１編 律令国家の構造と地域支配（国家的土地支配と墾田法；「公民」制と土地緊縛；律令国家の地域掌握）
第２編 平安初期国家の支配と地域社会（国家的土地支配と班田制；民衆支配と調庸制の変質；九世紀の地域支配と国司対策）
第３編 平安初期国家機構の改編と地域社会（律令官制の変質と地域社会；王臣家牒の成立と王臣家の地域進出；律令貴族の政治総括と地域支配）
付論 転換期としての「承和期」
律令的支配の展開と地域社会
著者等紹介
西別府元日［ニシベップモトカ］
１９５１年生。鹿児島県出身。広島大学大学院文学研究科（国史学専攻）博士課程単位修得退学。博士（文学）。現在、広島大学大学院文学研究科教授
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