北太平洋の先住民交易と工芸

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北太平洋の先住民交易と工芸

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  • サイズ A4判/ページ数 187p/高さ 30cm
  • 商品コード 9784784210879
  • NDC分類 389.29
  • Cコード C1024

出版社内容情報

※アイヌをはじめとする北太平洋地域先住民の交易ルートの実態を明かし、あわせて文化遺産としての工芸芸術を紹介
※歴史学・考古学・化学分析などの学際的な最新の成果を盛り込んだ多彩な執筆者による全34編
※先住民の暮らしと産業をビジュアルに理解できるカラー図版150点を収録

内容目次

総論 北太平洋の先住民交易とその歴史的意義 大塚和義(国立民族学博物館)

Ⅰ  アイヌモシリ(蝦夷地)と日本
北方産の俵物・昆布交易 田島佳也(神奈川大学)
食文化のなかの「松前物」 菊池勇夫(宮城学院女子大学)
北前船とその航海 松木 哲(神戸商船大学)
日本史のなかのラッコ皮交易 児島恭子(早稲田大学)
都にやって来た海獣皮―古代中世の水豹と葦鹿 藤田明良(天理大学)
近世日本における皮革製品とその流通 森下雅代(森下造形研究室主宰)
<コラム>『皮革手鑑』から見えるアジアと近世日本 藤田明良
オホーツク海沿岸の海獣狩猟-近代を中心に 宇仁義和(斜里町立知床博物館)
歴史的にみた日本におけるガラス玉の製作と流通 井上洋一(東京国立博物館)
低湿地遺跡から出土したアイヌのガラス玉 田口 尚(北海道埋蔵文化財センター)
上ノ国町・勝山館跡発掘のアイヌ資料 松崎水穂(上ノ国町教育委員会)
言語からみた北方の交易 中川 裕(千葉大学)
ナマコ交易とチャイナ・コネクション 秋道智彌(総合地球環境学研究所)

Ⅱ  サハリン島・アムール川流域
樺太アイヌの大陸交易 佐々木史郎(国立民族学博物館)
サハリンの先住民―過ぎ去りし文化の伝統技術 タチヤナ・P・ローン (サハリン州郷土博物館)
鉄鍋と山丹交易 越田賢一郎(北海道埋蔵文化財センター)
アムール川下流域に伝わる鋳造鉄器の組成 赤沼英男(岩手県立博物館)
アムール川下流域の漆器 小杉 康(北海道大学)
アムール川下流域の漆器の調査 小林幸雄(北海道開拓記念館)
ウリチの帯・クイウマリ―存在の確認とその意味 大塚和義
ウリチの帯織り技術 柳 元悦(沖縄県立芸術大学)
ナナイの刺繍―花嫁衣装を中心に 大塚孝子(民族学研究家)
ナナイの現代の工芸芸術 タチヤナ・V・メリニコヴァ(ハバロフスク州郷土博物館)
アムール川流域先住民の魚皮衣  大塚和義
環オホーツク海のセイウチの牙交易 菊池俊彦(北海道大学)
北太平洋を行く交易品 Ch・M・タクサミ(ロシア科学アカデミー人類学民族学博物館)

Ⅲ  千島列島・カムチャツカ半島・アリューシャン列島からアラスカおよび北西海岸
ウルップ島のラッコ猟 手塚 薫(北海道開拓記念館)
カムチャツカにおけるクロテン猟と毛皮交易―イテリメンを中心に 渡部 裕(北海道立北方民族博物館)
カムチャツカ半島先住民のビーズ工芸 大島 稔(小樽商科大学)
アリュートの皮舟 長谷部一弘(市立函館博物館)
アラスカ先住民の交易 岸上伸啓(国立民族学博物館)
歌にみる北の先住民交易 谷本一之(北海道立アイヌ民族文化研究センター)
シトカの露米会社―考古学的見地から デヴィット・マクマハン(アラスカ州歴史・考古学局)
北アメリカ・北西海岸における交易 グロリア・C・ウエブスター(ウミスタ文化センター)

内容説明

ここでいう北太平洋とは、ベーリング海峡をはさんだ新旧両大陸の北部地域である。すなわち、日本列島を含むユーラシア大陸東部地域、さらにアリューシャン列島からアラスカおよびアメリカ北西海岸の広大な範囲であり、そこで歴史的に行われてきた交易とそれに刺激された結果ともいえる特徴ある華麗な工芸を俯瞰しようとするのが、本稿の目的である。

目次

北太平洋の先住民交易とその歴史的意義
1 アイヌモシリ(蝦夷地)と日本(北方産の俵物・昆布交易;食文化のなかの「松前物」 ほか)
2 サハリン島・アムール川流域(樺太アイヌの大陸交易;サハリンの先住民―過ぎ去りし文化の伝統芸術 ほか)
3 千島列島・カムチャツカ半島・アリューシャン列島からアラスカおよび北西海岸(ウルップ島のラッコ猟;カムチャツカにおけるクロテン猟と毛皮交易―イテリメンを中心に ほか)