関ケ原合戦と近世の国制

関ケ原合戦と近世の国制

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  • サイズ A5判/ページ数 257,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784784210671
  • NDC分類 210.48
  • Cコード C3021

出版社内容情報

徳川時代270年のまさに端緒となった関ヶ原合戦が内包していた諸問題の再検証と、合戦後の領地配分(地政学的状況)にみられる支配の実態、将軍制をめぐる思惑と確執、家康と秀頼の関係などを通して豊臣と徳川の「二重公儀体制」の実態を明かし、徳川家康の政権構想と近世天皇制との関係を論じる著者最新の論集。

内容説明

本書は、筆者の関ケ原合戦および同事件に関わる国制史上の諸問題を研究対象とした論考を纏めた論集である。

目次

1 関ケ原合戦の展開(蔚山籠城戦と関ケ原合戦;豊臣七将の石田三成襲撃事件―歴史認識生成のメカニズムとその陥穽;関ケ原合戦の推移とその諸論点―「小山の評定」の再検討を中心に;真田一族と関ケ原合戦;関ケ原合戦後の地政学的状況)
2 徳川家康の政権構想と近世の国制(徳川家康の源氏改姓問題;徳川幕府の成立と慶長年間の二重公儀体制;禁裏と二条城―徳川家康の対朝廷政策;高仁親王即位問題と紫衣事件;関ケ原合戦と近世の国制)

著者等紹介

笠谷和比古[カサヤカズヒコ]
1949年神戸市生。1973年京都大学文学部史学科卒業。1978年京都大学大学院文学研究科博士課程修了。国立史料館(国文学研究資料館史料館)助手。1989年国際日本文化研究センター助教授。1994年文学博士(京都大学)。1996年国際日本文化研究センター研究部教授(専攻:近世政治史)
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