出版社内容情報
《内容》 精神医学史の第一人者が、日記・手記などを丹念に検証し、精神科医茂吉と歌人茂吉との相克を描き出す
内容説明
本書は、斎藤茂吉の日記、手記、書簡により、その生涯をたどったもので、斎藤茂吉を切り口としての、精神科医療史の一断面である。精神科に関するかれの歌の中からは、その足跡をよりよくしめすとおもわれるものをとっている。
目次
第1章 精神病医となる(医科大学入学まで;医科大学の時代;巣鴨病院の時代)
第2章 長崎、そして留学(長崎医学専門学校時代;留学)
第3章 青山脳病院(病院火災から再建へ;うちのめされて、いきる)
第4章 晩年(疎開;のこされた日び;斎藤茂吉という人)