出版社内容情報
執筆者(執筆順)
山本信吉/畠山聡/木越祐馨/東四柳史明/横田光雄/松尾恒一/西岡和彦/中野光浩/橋本政宣
内容説明
社寺の造営(修造)に関する史料に焦点をあて、それらの造営が多くの場合政治的側面を伴うものであったという共通認識のもとに、各時代において行われた社寺の造営の実態を把握し、その造営が持つ歴史的意義を明らかにする。
目次
神社修造と社司の成立
建武新政期における東大寺と大勧進
金沢御堂創建の意義について
戦国期能登畠山氏と一宮気多社の造営
中近世移行期における寺社造営の政治性―常陸国一宮鹿島社を例として
両部神道遷宮儀礼考―御流神道を中心として
近世出雲大社の造営遷宮―唯一神道の再興
諸国東照宮の勧請と造営の政治史―長州藩と秋田藩の事例を中心に
近世における地方神社の造営―越前鯖江の舟津神社本殿の再建