内容説明
1998年8月、仏教大学通信教育部入学式の際に行った、記念シンポジウム「幕末・維新を考える」をもとにした論文集。第1部では、日本の「近代」とはなにか、という大きなテーマを考え、第2部は、具体的に幕末・維新期の人物を何人か取りあげ、時代を人物のほうから読み解いている。
目次
第1部 明治維新の時代(近代への描き方―錦絵の世界;近代への道―十九世紀の東アジアと西ヨーロッパ;明治維新と古代文化の復興)
第2部 明治維新の人物(維新変革期の人間像―高杉晋作のことども;大久保利通の遺書;史跡と人物を訪ねて)