内容説明
猟師になったらおもしろいことが一気に増えた。自然が近い、野生が近い、人と人が近い。そして、また猟期がやってくる―
目次
第1章 セカンドシーズン前夜(初シーズンを振り返る;後輩ができた! ほか)
第2章 鳥撃ち猟師奮闘記(ついに獲物が獲れた!;山の上の宴会 ほか)
第3章 真の敵は雪だった?(はじめての巻狩り;プロ猟師が語る狩猟の未来 ほか)
第4章 山の近くでくらすということ(鳥撃ち部結成!?;蜂蜜屋とジャム屋と猟師のコーヒーブレイク ほか)
著者等紹介
北尾トロ[キタオトロ]
1958年福岡県生まれ。ライター。2010年にノンフィクション専門誌『季刊レポ』を創刊、2015年まで編集人をつとめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
むつこ
25
シリーズ2作目。狩猟免許取得2年目、今年の釣果は?娘さんの好奇心がほほえましい。1つの趣味を通して、養蜂や鷹匠、銃器屋さんとの交流に興味が尽きなく、これからもハマっていくだろうと想像できる。その土地で暮らすということはこういうことなんだろうな。2020/06/10
ツバメマン★こち亀読破中
25
狩猟本にもかかわらず、2冊目(2シーズン目)にしてやっと1羽目の鳥を仕留めたというのが何ともトロさんらしい。でも彼の活動を通して里山の環境、地方の過疎化や活性化、農業への害獸被害と対策など、都会暮らしでは見えないものを少し理解することができました。トロさんは狩猟の腕はもうひとつなのですが、獲物を解体して食べることで娘さんに“命を頂く”ということを見せています。それは最高の教育だなぁと羨ましく思いました~。2015/12/07
ひろ☆
20
低迷感に、自分でもできるかもと、猟師熱を煽る。地方に引っ越したくなる。。2016/03/18
たくのみ
18
「山賊ダイアリー」は、だんだん本格的になりすぎてしまったけど、この本の著者・北尾さんは最後まで読者と同じ水準なのだ。一年間猟をしながら戦果はバン一羽というところがいい。狩猟をめぐる話題、また、害獣の駆除を目的とした鳥獣保護法の改正についてのレポートが面白い。猟友会の高齢化、里山の荒廃で暴走するイノシシや猿を何とかしなければ、という社会問題への取り組み・認定鳥獣捕獲等事業者制度の今後が気になります。2015/11/06
スプリント
11
新米猟師としての悪戦苦闘っぷりがコミカルに、家族を巻き込んだ猟師仲間との触れ合いをほのぼのと、そして日本の猟をとりまく環境と未来については真面目に語られています。2016/08/13