内容説明
生の表裏に宿る絶えまない対決の相に、接近と離反の視線をあてる。韻律と形式の新たな試みをまじえて、『食うものは食われる夜』以後の詩境を切りひらく、最新詩集。
目次
両目をあやす黒と白
隠す葉
鳩の皿
熊
扇男
知らない人についていく
沼
桃
黙契
角
突貫工事
太陽を持ち上げる観覧車
ばらばらの虹
添い寝
古い肉
腕を駆けてくる狼
著者等紹介
蜂飼耳[ハチカイミミ]
1974年6月3日、神奈川県生まれ。詩集に『いまにもうるおっていく陣地』(紫陽社・1999)第五回中原中也賞、『食うものは食われる夜』(思潮社・2005)第五六回芸術選奨新人賞がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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