アメリカ現代詩共同訳詩シリーズ<br> ジョン・アッシュベリー詩集

アメリカ現代詩共同訳詩シリーズ
ジョン・アッシュベリー詩集

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  • サイズ B6判/ページ数 265p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784783727439
  • NDC分類 931
  • Cコード C0098

内容説明

「不確定の詩学」「中産階級的言説を履す詩」から「オーソドックスな抒情詩」まで。常に新しい実験をしてきたアッシュベリーの代表詩選集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ロビン

20
ノーベル文学賞候補にもなり現代アメリカを代表する詩人であった(2017年に死去)ジョン・アッシュベリーの詩集。一行詩がひどく饒舌に連綿と続くようなスタイルの長詩から、俳句形式の作品、散文詩のような作品と多様な変化を見せるが、どの作品も意味が取れる・取れないのぎりぎりの線をいくような前衛性があり、読みやすくはない。意識の流れというか、思いついたことや起きた出来事をシャッフルしたり無作為にスクラップして繋げたような感覚があり、詩という表現の自由さや多様性というものを拡大してくれる、気取らないユニークな詩群だ。2020/07/16

Y.Yokota

0
パルミジャニーノの絵画『凸面鏡の中の自画像』をモチーフに、自我の奥深くを漂流しながら宇宙空間にまで及ぶ表現に圧倒される、タイトルもズバリの「凸面鏡の中の自画像」が凄く良い。どのようなスタイルで詩を書いてもいいのだ、と勇気をくれる詩人。2014/12/26

youtom

0
読んだというだけでは足りない。日常のあらゆる声は、極めて非日常的な可能性を内包している。2012/06/12

ソラ

0
ジョン・アッシュベリーの詩はあまり意味を追うものではなく、音やリズムなどの音楽的な面白さ、展開の飛躍度、叙情的かと思えばナンセンス、社会性あるかと思えば子供みたい、ちゃんと押韻しているかと思えばどうやって書いているのかわからないなどなどを面白がるものだ。ただ、訳詩では、韻を踏んでいることや(英詩で韻を踏むのは困難)、セスティナという複雑な詩型(「農具とカブハボタンのある風景」どの連でも最後の語句が必ず繰り返される)であることがわからない。注釈にも書いていない。巻末に原文があるのでよかったけど。2019/08/16

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