内容説明
「抒情」に抗して、物質的精神を貫いた詩人、小野十三郎。40人の気鋭の論者が、詩集全20冊と主要詩論6冊に対峙する。資料多数、アンソロジーとしても読める、新時代への画期的十三郎読本。
目次
1926・半分開いた窓(阿毛久芳;細見和之)
1933・アナーキズムと民衆の文学(阿毛久芳)
1934・古き世界の上に(村岡眞澄;平居謙)
1939・大阪(葉山郁生;木澤豊)
1943・風景詩抄(日野範之;たなかよしゆき)
1947・大海辺(貞久秀紀;山田兼士)
1947・抒情詩集(高田文月;大西隆志)
1949・詩論(木澤豊)
1952・火呑む欅(木辺弘児;辻景)
1953・現代詩手帖(村岡眞澄)〔ほか〕
著者等紹介
山田兼士[ヤマダケンジ]
1953年生れ。大阪芸術大学教授。大阪文学学校講師
細見和之[ホソミカズユキ]
1962年生れ。大阪府立大学准教授。大阪文学学校講師。詩集『言葉の岸』(神戸ナビール文学賞)等。共訳書アドルノ『社会学講義』(ダウテンダイ賞)等(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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