未来は開かれている―アルテンベルク対談・ホパー・シンポジウム(ウィーン)記録

未来は開かれている―アルテンベルク対談・ホパー・シンポジウム(ウィーン)記録

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  • サイズ B6判/ページ数 237p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784783501428
  • NDC分類 134.7
  • Cコード C1045

内容説明

いかに思考し、行動すべきか。学問と批判、進化と認識、社会と倫理などをめぐるローレンツとの対話をへて、ポパーはさらに医師、政治学者、ジャーナリストらとの討論の中で、彼の哲学と現代社会との関わりを見事に展開させる。

目次

未来は開かれている―コンラート・ローレンツとカール・R・ポパーの炉辺対談
カール・R・ポパー80歳記念シンポジウム(学問と仮説;3つの世界;開かれた社会)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

roughfractus02

4
対話と議論の違いは何か?著名な学者になった幼友達の2人が「炉辺」対話するという設定は、生物行動と社会の変化を進化論的に論ずる会話の内容のみを伝えているのではない。では、対話は、戦時中親ナチの立場を採った動物行動学者とニュージーランドまで逃げ延びつつ全体主義批判の書を綴った哲学者のその後の試行錯誤の生の間に起こることか? 加えてこの対話は複数の参加者も含めた議論を含む。が、議論はそこにいない他者である読者に担わされるように思える。この叙述された対話を未知の議論へ開くことが、世界3に属する本書の役割のようだ。2017/02/24

こひた

1
必然論への違和感…ポパーと同時代に生まれたとして、自分ならもてただろうか?2015/09/08

新垣政人(PN)

1
反証主義・批判的手続きによる止揚・真理に対する姿勢・カントへの批判 知らないことを知るということの大切さ。開かれた社会について。 われわれは、歴史上もっともよい世界を生きているのだということを自覚しよう。2010/09/30

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