進化と倫理―トマス・ハクスリーの進化思想

進化と倫理―トマス・ハクスリーの進化思想

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  • サイズ B6判/ページ数 306p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784782800935
  • NDC分類 467.5
  • Cコード C3010

目次

ヴィクトリア時代における『進化と倫理』―ジェームズ・パラディス
『進化と倫理』―T・H・ハクスリー
進化と倫理 プロレゴメナ(一八九四)原註
進化と倫理(ロマネス講演 一八九三)原註
『進化と倫理』の社会生物学的展開
ジョージ・C・ウィリアムズ 付録 『進化と倫理』の歴史

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

棕櫚木庵

9
ハクスリーの『進化と論理』2篇(1894,1893)を訳出し,それを歴史的(パラディス),生物・進化論的(ウィリアムズ)に論じ,さらに詳細な解説・文献案内を付す.ハクスリーは,弱者を保護すること(倫理)は人に自然淘汰が働くこと(自然)を妨げ,人類を滅亡に導くという恐れを認めた上で,時としてペシミズムに引き寄せられながらも,倫理を守るために自然と闘う道を選ぶ.倫理と自然の矛盾に悩む姿に誠実さを感じた.さらに,ウィリアウムズらによれば,倫理と自然は,ハクスリーが考えたほど単純な対立関係にはないらしい.

Ryosuke Tanaka

0
ハクスリーの先見性に感動した。ここで言われている"庭師"の仕事を、ここの草花の性質をわきまえながらどううまく行っていくかという実装面を具体的に考えること。2015/11/20

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