内容説明
『生物の社会進化』は社会生物学という伸び盛りの学問分野の最新の知見をわかりやすく紹介している。本書では特に、血縁関係、親と子の関係、親による投資、性選択、配偶者選択、協力、だましと自己偽瞞などを含めて、人間の行動に関連のある話題が豊富にとりあげられている。入門書としても専門書としても役立ち、門外漢にも専門家にも適している。科学の予備知識を前提にしていない。
目次
第1章 生物創造の科学的理論
第2章 自然選択
第3章 基本的な社会理論
第4章 集団選択説の誤り
第5章 遺伝、行動、学習
第6章 血縁性
第7章 親と子の対立
第8章 繁殖上の利他行動
第9章 子に対する親の投資と性選択
第10章 父親が子に投資する生物
第11章 一次性比
第12章 死亡率の性差―特に人間に関して
第13章 性の進化
第14章 メスの選択
第15章 協力の進化
第16章 だましと自己欺瞞