はじめての分析哲学

はじめての分析哲学

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  • サイズ B6判/ページ数 367p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784782800553
  • NDC分類 116.3
  • Cコード C3010

目次

1章 哲学の変遷と分析哲学
2章 『経験論の2つのドグマ』―論理実証主義vsプラグマティズム
3章 「科学の成功」・指示・真
科学は如何なる意味で「成功」なのか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

western

4
プラトンに始まりカントによって完成され論理実証主義に至るまで保存されてきた「理論は実在と対応しているがゆえに真である」というドグマ──具体的には分析性と還元主義──をクワインが批判してプラグマティズムが誕生した。クワインのホーリズムの哲学が主張する概念枠相対主義はいわゆるパラダイム論にも似ているが、近代科学の理論的枠組みの相対性・特殊性を自覚しつつ、あくまでその内部で・かつ他者とのコミュニケーション(ただし権力の非対称性を不可避的に帯びた)によって概念枠をより有効なものに修正していくしかないと結論する。2021/08/16

inu

1
「はじめての」にしては難しすぎる。クワインについて詳しく書かれているのは良かった。しかし、冒頭と最後の対話編は苦痛だった。2020/09/23

askmt

1
これは良い書籍である。詳細に深入りせず、あくまで大きな流れを概観している。科学的知見の正当性はどこから来ているのかという問題設定を我がものとできた。2018/02/04

凸凹

1
分析哲学は、言語を分析する。そのため、分析哲学には、分析哲学特有の議論の仕方がある。これがとても難しい。本書は、論理記号を使用せずに、クワインに焦点を合わせて分析哲学を紹介している。訳書と比較すれば取っつきやすい内容だけれども、分析哲学である。自分のような予備知識のない分析哲学初心者にとっては、少々難しく感じる。2013/03/07

御光堂

0
1990年に出た本なので、使われている当時の流行語に古さを感じるが、独特の語り口が面白かった。近現代の分析哲学の流れを分かり易く説明してくれる。

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