流れとよどみ - 哲学断章

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流れとよどみ - 哲学断章

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  • サイズ B6判/ページ数 278p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784782800157
  • NDC分類 104

出版社内容情報

明るい茶の間や台所の床板一枚下によどんでいる哲学的困惑--。
「物と心」などの根本テーマをめぐって,独自の思惟を貫いてきた著者が,主として日常生活の場から,人間を限りなく眩惑し続ける二元論的構図の徹底破壊を試みる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ichiro-k

14
「哲学モドキ・入門書のタグイ」を濫読(乱読)し、哲学者達の難解な考察・専門用語(造語?)を理解したフリの末に「哲学とは概念をもてあそぶ空虚な学問」という印象を持ち、このごろは自爆していた。この書籍は、当然と思い込んでいる自然科学が描く世界観を「心・精神の存在」という切り口で、ほとんどは日常の言葉を使い「テツガクヲスル」ことを再認識させてくれた。好感を持って読了。2010/12/18

Ex libris 毒餃子

12
大森荘蔵の理論をかなりわかりやすく書いてある哲学エッセー。主客二元論を排する主客一元論や、他我問題、過去の想起説が記述されている。物理学→現象学→分析哲学という経過を辿り、科学哲学に落ち着いた大森の理論はいまこそ振り返られるべきものであろう。2021/07/28

忽那惟次郎8世

8
6年ぶりに再読した。きっかけは中沢けいの「時の装飾法」を読んだり本川達雄の「ゾウの時間」を読んであらためて時間について考えてみたくなったからである。最初の17章までは10ページ程度のエッセイだが18章以下、特に「心身問題、その第一答案」は50ページの論文並みの硬派なもの。相手にしている読者層は哲学者や哲学を学ぶ学生向けとも思える内容。 「過去は想起されることとそれを外挿することの中のみ在る。」というのが この著書の至言ではないだろうか。 そしてデカルトの方法的懐疑とラッセルのパラドクスを批判している名著だ2021/08/27

denden

8
日本哲学特有の劣悪な自己撞着。大森は現象学から出てと言われるがフッサールなどからは程遠い衒学の類だ。雑誌発表の小論文からなる。例えばエピステーメー78年発表「世界の眺め」では、 倒立した網膜像から中枢神経の話へ至り「何故か」の問いに「ただそれが事実だと答える以外ない」だから「立ち現れ」一元論へと導かれる始末である。馬鹿も休み休み言え。大森は学園紛争の時にブルジュワ的とゲバ学生から殴られ病院送りになったが、もう少し殴られた方がよかった。この様な検証不能の紛い本を排除する勇気がないから日本哲学はダメなのだ。2019/05/02

ミツ

7
「人ノ人タル人ハ、人ヲ人トス。人ノ人タラザル人ハ、人ヲ人トセズ。」21の断章からなる「物と心」を巡る哲学的考察。 難解な哲学用語や哲学者の引用を出来るだけ用いず、あくまでも日常の言葉を用いた抑制の効いた文章で噛んで含めるように語られ、そのため哲学書というよりはエッセイのような気楽さで読める。 心身問題、知覚と想起、立ち現われ、各断章毎に同じ主題を繰り返し語り、螺旋を描く様な構成となっている。 過去とは何か?幻を見るとは?他人の痛みを経験できるか?“怖い”という感情はどこに“ある”のか?心とは何か? 2010/09/09

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