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メディアの罠―権力に加担する新聞・テレビの深層

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  • サイズ B6判/ページ数 358p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784782570005
  • NDC分類 361.45
  • Cコード C0031

内容説明

「ウソ」だらけの報道は構造的に生み出されていた!内幕を知るジャーナリストたちが大メディアの危機の本質を語り尽くす。

目次

第1部 崩壊する大メディア(大メディアの保守化と官僚主義;記者クラブの若い記者vsエリート官僚;報道危機の根源は事件報道;取材力の劣化と蔓延する事なかれ主義)
第2部 福島原発事故と報道(事故現場に近づかない本当の理由;原発タブーと大メディアの官僚化;事故報道で見えた大メディアの限界と今後)
資料

著者等紹介

青木理[アオキオサム]
ジャーナリスト。1966年長野県生まれ。1990年、慶応義塾大学卒業後、共同通信社入社。大阪社会部などを経て東京社会部で警視庁警備・公安担当などを歴任。2002~2006年、ソウル特派員。社会部在籍中に発表した『日本の公安警察』がベストセラーとなる。2006年に共同通信社を退社しフリー

神保哲生[ジンボウテツオ]
ビデオジャーナリスト。1961年東京都生まれ。国際基督教大学(ICU)卒業。1986年、コロンビア大学ジャーナリズム大学院卒業後、AP通信など米報道機関記者を経て1999年日本初の独立系インターネット放送局「ビデオニュース・ドットコム」を設立。同局報道番組キャスターのほか、CS朝日ニュースター「ニュース解説・神保哲生の眼」、TBSラジオ「Dig」などでもキャスターを務める

高田昌幸[タカダマサユキ]
ジャーナリスト。1960年高知県生まれ。法政大学卒業後、1986年北海道新聞社入社。本社報道本部次長、東京支社国際部編集委員、ロンドン支局長、東京支社国際部次長などを経て、2011年6月末退社。2004年、取材班代表として「北海道警の裏金問題取材」で新聞協会賞、JCJ大賞、菊池寛賞、新聞労連ジャーナリスト大賞を受賞。早くから記者クラブの自由化を提唱している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nakmas

3
テレビや新聞の報道を、これが日本の世論、良心、バランスのの取れた見方、考え方、なんて視点では決して捉えられない、数々の理由。 これだけ目まぐるしく動く世の中で、既得権益だけが大手を振って、でも肝心なところはひた隠して、大衆に対して巨大な影響力を持つ。 それらが与えている最大の影響は、大衆の思考力を奪うというものだ。その被害者は思考力を奪われているので、そんな状況にちっとも気づかない。2015/02/09

カネコ

2
2015/01/03

さくらさく

1
上々。2013/04/04

ブルドック

1
推薦本!原発事故が起こった今、ややもすればヒステリック&センセーショナルになりがちなメディア批判。そうした風潮とは一線を画し、本書は、冷静に理性的に、マスメディアが権力に加担していく現実をひもといてみせる。メディア組織が企業として保守化し官僚主義がはびこる中で、取材力が劣化し事なかれ主義が蔓延化しているとの分析。記者クラブ制度や原発事故報道などの問題に、上杉隆氏とはまた違った光のあて方がされていて、とても興味深かった。冷静な対談だけに、権力とマスコミの癒着が問題視されない日本社会に改めて驚愕!2012/03/09

konaka

0
3/52012/08/09

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