内容説明
特有の郷土料理をつくり、民族衣裳をまとう人達の「住まいと生活環境」…。それをもっと深く理解することからヨーロッパの真の姿が見えてくる。ヨーロッパ民家の全貌を克明なスケッチで紹介!
目次
ブルガリアの民家
ルーマニアの民家
ハンガリーの民家
チェコスロバキアの民家
ポーランドの民家
オーストリアの民家
スイスの民家
ドイツの民家
フランスの民家
スペインの民家
イタリアの民家
イギリスの民家
ヨーロッパの民家
ヨーロッパの古代民家
ヨーロッパの木組み民家
ヨーロッパの小屋組架構
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
276
ヨーロッパの民家のイラスト集。著者は川島宙次氏。建築家のようだ。淡色のペン画だが、細密でそれぞれの特徴をよく捉えている。私も民家建築は大好きで、ドイツ、ラトヴィア、マレーシアなどでは民俗村を訪れた。いずこも観光客はほとんどいない上に、貴重な民家がその国の各地から移設されていて、大いに楽しめる。本書の著者はそれぞれ現地で民家を調査し、絵に残してくれた。いずれも貴重な工芸品であり、まさに文化の粋を集めたものである。ヨーロッパの神髄は田舎にこそあると思える1冊。2024/01/31
カタコッタ
13
イラストによるヨーロッパの民家。写真で見るものよりもより鮮明に様子が分かります。著書の好みかもしれませんが、中欧の民家も多く、ドアのデザイン、家の間取りやインテリア、民族衣装に至るまで書き込まれた大満足の本。黒一色のイラストですが、色彩を想像させられます。古い本ですが出会った事にに感謝感激です。家そのものの美しさもさることながら、私の興味はそこでどう暮らしているか、という事なのです。家とどう住まうか、どんな食生活なのか、興味が尽きません。2022/11/27
鯵
0
中欧の記載も多く、礎石建築以外も豊富、だった記憶。