出版社内容情報
メタボリック症候群が問題となり油の摂取量が問題となっているが摂取する脂肪の3/4は見えない油である。ジアシルグリセロール(DAG)は体脂肪になりにくい機能油として開発され、特定保健用食品として認可されたものである。本書はその機能を構造、代謝、メタボリック症候群に対する効果で明らかにし、安全性、栄養指導にまで言及したDAG紹介でのはじめての本である。
ジアシルグリセロール研究の目的とその概要/ジアシルグリセロールの代謝/ジアシルグリセロールの体脂肪蓄積への影響/ジアシルグリセロールのメタボリックシンドロームに対するエビデンス/ジアシルグリセロールの安全性―リスク分析の立場から―/肥満改善のための積極的な栄養指導
五十嵐 脩[イガラシオサム]
監修
内容説明
本書は、DAGの特性を理解するために、メタボリックシンドロームに対する考え方や脂質の代謝についての基礎的な知見と共に、DAGの栄養機能と安全性について、これまで報告されている70報を超える研究論文を中心にまとめたものである。
目次
序論 メタボリックシンドロームと日本人の食生活
第1章 ジアシルグリセロール研究の目的とその概要
第2章 シアシルグリセロールの代謝
第3章 ジアシルグリセロールの体脂肪蓄積への影響
第4章 ジアシルグリセロールのメタボリックシンドロームに対するエビデンス
第5章 ジアシルグリセロールの安全性―リスク分析の立場から
特別寄稿 肥満改善のための積極的な栄養指導