内容説明
「ことば」と「心」はどのように結びついているのだろうか。心理言語学は心理学・言語学をはじめ、様々な関係専門領域の成果を結集させ、この問いに答えようとするものである。本書の特徴は、斯学に新しい視点を導入し、多角的に言語使用の諸相を解明しようとしているところにある。それにより、コミュニケーションとしてのことばと思考の道具としてのことばという2つの側面が巧みに捉らえられており、今までにない数多くの知見が紹介されている。
目次
言語に対する2つのアプローチ
言語の言語学
発話のコンテクスト―社会的コンテクスト 情報的コンテクスト
ことばの産出と理解
言語決定論―ウォーフの仮説
ジェスチュアとサイン
活動、思考、言語